美術館・博物館に適した空気環境を保つ壁紙(リリカラ)
展示室環境が酸性やアルカリ性になると展示物を劣化させ、退色や変色する恐れがあります。「美術館・博物館用織物壁紙」は裏打紙・防炎剤に配慮しているため空気環境を中性に保ちます。
空気環境を保つ、性能試験
美術館・博物館用織物壁紙を使用した場合の空気中の雰囲気を調べるために環境モニター試験を実施
環境モニター試験は、コンクリート壁や下水、塗料などから放出されるアルカリ性物質、炭酸ガス、木から揮発するヤニ成分およびその他の大気の酸性汚染物質などをカラー検出する試験です。
<試験方法>
300ccのビンに20mm×60mmのサンプルと環境モニターを入れ、24時間後の環境モニターの判定等級(カラースケール)を記録する。
<性能試験結果>
サンプル | 判定 | 環境状態 |
美術館・博物館用織物壁紙 | 2 | 清浄環境(中性雰囲気) |
<使用上のご注意>
大切な文化財保存において周囲の環境を整えて被害を最小限に抑制するには、光・温度・湿度・室内の空気環境など総合的な対策が必要になりますのであわせてご配慮ください。